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東神楽町複合施設等見学会 2024年8月19日



東神楽町の複合施設はなのわ、公営住宅新町団地、大雪葬儀場、志比内さくらプラザに、北大から森先生・野村先生・学生9名と、札幌市立大学の坪内先生・B4学生1人の計13名で見学に行きました。



最初に訪れた複合施設はなのわは、市街地にあった老朽化した公共施設を、既存の役場庁舎と図書館を中心に集約化して整備された複合施設です。新たに建設された施設の一つである文化ホールで建設の経緯についてのお話を伺い、その後実際に施設を見学しました。円形に配置された樹木が施設全体を取り囲むことで、一体感が生まれるとともに、開口部からは木々が見えるという心地よさがありました。また、役場庁舎を囲む円形の動線に面する調理室やスタジオなどの諸室がガラス張りになっていることで、歩きながら各施設の活動が見える工夫がされていました。一部未完成の箇所がありましたが、すでに多くの利用者の姿が見られ、完成が楽しみです。


次にご案内いただいたのは公営住宅新町団地です。策定された公営住宅の長寿命化計画に基づき、老朽化した棟の建て替えを順次行っています。新たに建てられた公営住宅は、二階建てという低層で、棟によってデザインが異なっていたり、同じ棟でも形状に凹凸をつけたり色を変えたりすることで、これまでの団地の画一的なデザインとは全く異なり、より住みたくなるような印象を受けました。




次に訪れた大雪葬儀場は工事中でしたが、一部の外構や内部を見ることができました。葬儀場を囲うように作られる丘は、歩行者や車からの視線を遮りつつも山並みは見えるように高さが計算されているそうです。杉板型枠を用いたコンクリート壁は、表面の木目の模様やざらざら感を実際に触れて感じることができました。建物内部では、空間ごとにテーマの異なる庭を見たり、オープン後には入ることができない火葬炉の内部を見たりと、貴重な経験ができました。


最後に訪れたのは志比内さくらプラザです。志比内では山村留学が実施されており、受け入れ校である志比内小学校のグラウンドと隣接した地域交流センターです。グラウンドでの運動会などのイベント時に座って見られるような段差が施設の外部に設けられており、座ったり上ったりしてくつろぎました。内部には和室やキッチンなどがあり、定期的に地域の人々が集まり活動している様子が伺えました。





建設中のものから完成後のものまで、東神楽町の4箇所の施設を、参加者一同楽しく見学させていただきました。施設をご案内いただきました東神楽町の関係者の方々、お忙しい中ありがとうございました。


M1 觸澤

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