最終講評会・講評会打ち上げも終わり、6月13日は重慶市内の見学・観光に行ってきました。
午前中に北大生全員で向かったのは、政府が市街地の開発・再開発をする中で開発されずに取り残された十八梯というスラム街です。
十八梯は 高い場所から見下ろすと ゴミしか目に入ってこないような街でした。そして、市中に入っていくと住宅の傍らにゴミ山、飲食等の店の傍らにもゴミ山といった、ここまで生活環境が悪い場所は日本では経験したことがなく、全てが驚きでした。
十八梯を見学している時、この地域に住んでる方々はゴミの存在を許容し、たくましく生きていてすごいと思う反面、自分達がこのような場所に住むのは不可能だと感じました。
つづいて、重慶大学の修士学生がオススメ観光場所として候補を挙げてくれた「三峡ダムの博物館の見学」と「人民会館の見学」の二つのグループに分かれて重慶市内を観光してきした。
三峡ダム博物館の見学は三峡ダム建設の歴史やダム周辺の生態系だけでなく、中国の世界文化遺産や中国誕生の歴史といった、ダムの関連でないものまで展示してありました。しかしながら、展示の説明が中国語で書かれてあるものがほとんどで、交換留学生や重慶大学の学生に通訳してもらいながら知識を深めました。
ここで中国マメ知識です。
館内に右のような看板がありました。これは中国で「シー、静かに」の意味です。「嘘」と言う漢字を使うのは、日本から見るととてもおもしろいと思いました。
6月13日は重慶滞在最終日だったため、重慶大学の学生も見送りに来てくれました。4日間集中して設計演習に取りかかり、苦労を共にした仲間であるため、別れの時には自然と涙が出てしまう学生もいました。お別れの挨拶も終わり、名残惜しくも上海に向けて重慶を旅立ちました。
M1 相神
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